タイトル、島根旅行記と書いてしまったからそのまま書くけど、ここは鳥取!じつは1日目編で「島根県立美術館」と書くはずが、「鳥取県立」になってた。自分が一体どこにいるのかわからないぜ。
3日目の朝は、もう一度温泉へ。誰もいなかったから湯船でのびのびあそんだ。大浴場のマーメイド。
そして、朝ごはん探しの旅。昨晩商店街を歩いていたときに気になった喫茶店へ。
モーニングやで。美味しそうに撮れへんけど。
のんびりしてたら、地元のマダムとお店のマダムとの話が聞こえてきた。狭い店内なので、地域の祭りの話やらお寺さんの話やら年金や増税の話やらが丸聞こえ。世知辛い。あぁ、世知辛い。でも、今年の梨はあまい、というのも聞こえてきた。ええやんか、買って帰ろ。
盗み聞きはよくないけれど、聞こえてきた訛りや方言は、私には馴染みが良くてなんとなく耳を傾けてしまった。私の祖母は鳥取出身。関西暮らしが長くて関西弁でしゃべるけど、たまーに方言がでるから、私はそれを聞くのがなんとなく好き。
さてさて、チェックアウトしてまち歩き。鳥取民藝美術館へ。
ここは前々から行きたくて、楽しみにしていた。というのに、見てくれよ。
まさかの、閉店フォルダ行き。(うなだれる手ver.)
月曜定休でないことは調べていたけど、臨時休業まで確認してなかったアホ……。まあまあショックだった。
でも、同時に、シメシメと思った自分もいた。鳥取の閉店フォルダはまだなかったんじゃないかな、おもろいやん。いつも思うけど、こういう逆境を笑いに変える力というか、したたかさ、みたいなものこそ、人生を楽しむコツなんじゃないかと思う。知らんけど!笑
気を取り直して、予定変更!ちらっと調べてたジオパークに行くことに決定。すぐバスを見てGO。
乗りたい便にちょうど間に合った。ガイド付き、島めぐり遊覧船ツアー。
あれに見えるは鳥取砂丘!
快晴最高!小船は素潜り漁してはるんやって。
島最高!この島は、千貫松島というらしい。由来は、江戸時代に鳥取藩主がここを気に入って「我が城の庭に、この岩付きの松を移しえた物に銀千貫与えようぞ。」と言ったから名付けられたそう。私の家の庭にもってきてくれたら、バナナ千本あげるわー。
海水がものすごくきれい!「岩美ブルー」って言うらしい。きれい。好き。
この黒島だけ、ぽつんとひとつ。岩の種類も違うんだってー。不思議。なんか感情移入しちゃう。
快晴で最高だった。フェリー欲も満たされた。
さて、お昼ご飯。民藝美術館のところまで戻ってきて、そのお隣、たくみ割烹店へ。ここで食べるってのは決めてたので。
わーいわーい。
味噌煮込みカレーをいただいた。お皿も良き。用の美ってやつやな。
そしてデザートのナシもめちゃおいしかった。
鳥取はカレーのルゥ消費量日本一らしいので、土地らしいもの食べるビンゴクリア!まあ、近くでのぼりを見て知ったんですけど。
野菜の直売所みたりお土産やさんを見たりしていたら、ちょうど良い時間になったので高速バスへ。しっかり梨も購入。ぜったい美味い!と信じて。
旅も終わりかー。と感傷に浸るまえに、面倒な連絡が入り現実に引き戻される。考えなあかんことをすべてポーーーイってして来たので仕方ない。いつまでも夢心地ではあかんのやなあ。夢が覚めたら、旅は終わりさ。
いろんなものをみた。楽しいこと、嬉しいこと、きれいな景色、幸せなことにたくさん触れた。
いろんな気持ちになった。がんばろって気持ちも補充できた。誰かにもらった力は、私もまた誰かに返していける。
旅の目的はたくさんあるけど、私はいちばんに、大丈夫、がんばろって思うために行くのかも。ということで、今は強気。私の人生、誰にも邪魔させないよ。えっへん。
3日間いい旅だった。
読んでくれた人、ありがとう。私はそんなあなたのおかげで、心丈夫。みんなに幸あれ。