島根旅行記〜2日目編〜

楽しかった思い出に包まれながら眠りにつき、朝を迎えた。

カーテンを開けると、しっかり晴れていてひと安心。というのも、天気予報見てなかったし、傘持ってこなかったから。自分ハラハラするわー。

宿を出てはじめに向かったのは、カラコロ工房。旧日本銀行の建物に、小さい工房があつまっている。ここのいちばんの目的は、ポスト。すぐあった。

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開店直後だったからか人もおらず、あまり盛り上がっておらず。イベントとかがあると楽しいのかなあと思いつつ、建物を見物して売店へ。そしたら、思いの外ポストグッズがあった。

ポストカード、手紙セット、マステ、ファイル、ぺん、ストラップ、置物……ご当地ポストスポットにグッズはないことはないけど、ここまで用意されてる場所はなかなかない。ストラップもカードも種類があって「こんなにあるんですね!」と、売店の人と話しながら吟味していたら、これは何種類だとかこれを買うとお得とか、いろいろ説明してくれた。でも「商売上手ですねー」と言ったらスルーされた。え、ごめんなさい…?笑  で、買ってしまったものはこちら。ポストグッズはあまり売ってないので、つい…

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クリアファイルのデザイン、ダサすぎておきにいり。

 

松江城を遠くにながめながら移動して、電車に乗る。

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車窓がしばらく宍道湖。きもちええ〜。

そしてたどり着いたのが、出雲大社。パワースポット。

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正直、推し宗教ないし、普段はパワースポットどうでもいいと思ってしまうタイプなんで申し訳ないけど、知恵と技術の結集とか、さまざまな力で以って今日まで守られてきた、みたいな場所には興味ある。パワーあるとされてきた歴史に、パワー感じるな。

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因幡の白兎のうさぎさん、いっぱいいた。シルバニアファミリーみたいやな、と思ってたら、他の観光客はピーターラビットみたいやねー、と言ってた。わかるー。

途中、かわいらしくて、中にアイス入ってる食べ物食べた。暑かったのでアイス求めてた。

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JRの駅へ移動して、昼ごはんは、出雲そば!ついに土地らしいものを食べた!!!割子そば。

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だんだんになってるから、下どうなってるんかなと想像できてたのしい。最後ラスボスでてくるんかな、とか。味が濃くて美味しかった!あと、そば湯がおいしいと思えたのは初めてだった。調べると、割子は重箱のことで、むかしそばを重箱にいれて持ち運んでいたのの名残りらしい。どーりで、ラスボスはおらんかった。

 

そのあと、出雲民芸館に行くつもりが、時間が微妙すぎて、暑くてあきらめた。無理はしない。というか、電車のなさをナメてた。島根県、果てしなく車向きの観光地だと思うので今度は車で来たい。

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じんじゃエール飲んだ。これどこの神社でもできるやつ。

待合室で休憩して、鳥取へ移動するために、ホームへ。マダムに「乗り場はどこ?」と話しかけられる。「私も知らんので探してきますわー」いうて、マダムをご案内する。少し話したら、北海道からひとりで遊びに来たとのこと。「クマが出没するってニュースになったところなの」と、聞いてないこともいろいろ教えてくれた。笑

「ひとりが気楽よねえ、みんなと行くとみんな食べ物ばっかりで、わたしはいろんなところ見たいから、どんどん歩いて後回しになっちゃうのー」と話す。急に、知らない北海道マダムに共感。その方は、朝からコンビニサンドしか食べてないと。私はなんとか土地のもの食べようとはするけど、食が旅のいちばんの目的になることは少ないなあと思った。

ひとりで動いている人とは、もしかしたら少し気があう部分があるのかもしれないとふと思う。しかし、そういう人は皆ひとりで動いているので、一緒になることは少ない、というパラドックス

自由席が意外にこんでて、別々に座ることになった。もし並んで座っていたら、この方とどんな話ができたんだろうか?と考えながら、車窓をながめる。途中でマダムが降りていったので「お気をつけてー」とだけ言って去った。もう一生会わないんだろうな。……別にいいか。笑

 

鳥取についたぜー。どこ行ってもゆるキャラが迎えてくれる。

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ホテルにチェックインしてから、夕飯探し。海鮮丼が食べたくて、商店街で居酒屋に入った。

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写真がぜんぜん美味しくなさそうやけど、美味しかった。一緒についてた味噌汁も、海の味して美味しかった。日本海側っぽいぜー。

 

夜は大浴場。のれんをくぐる。不摂生続きで肌とかノーケアすぎたけど、ここのお湯は肌がめちゃくちゃスベスベになった。温泉めっちゃええやーん。

大山の白バラ牛乳が瓶で売ってて思わず購入。腰に手を当ててグビッと飲んだ。今日もやりきった気分。

 

ひとり旅は何度もしている。小さい頃は家族とも旅行行ったし、もちろん人と行ったことも何度かある。どれも楽しかったが、今はひとり旅がいちばん気楽。

まったくひとり旅をしない人からは、寂しくない?とよく聞かれる。答えは、まったく寂しくない。

ホームシックになるから1人じゃ無理!と言う友だちもいる。私は、旅行に行くたびに、ここに住みたいしか思わない。

しかし、この夜、突然寂しくなった。珍しい。

もしかしたら、私がいちばん一緒に旅行行きたい人とは一生一緒に行くことはない、ということを思い出してしまったからかもしれない。

目の前の楽しい嬉しいにだけ浸っていればよいところ、なぜかすぐに終わることを考えてしまうタイプの根暗。笑 すぐ絶望する。楽しい思い出は一瞬。切ない。儚すぎる。

でも、ここであおたなの本領発揮。根暗のくせに前向きなので、すぐに立ち直る。これから、誰よりも一緒に旅行に行きたい人に出会って、その人と行くしかない!楽しみ!と。私アホでよかった。笑

そう、今まで出会ってきた大好きな人たちだって、出会うまでは全くの他人だったわけ。これからもいろんな人に出会っていくから、大丈夫。なんてね。

 

さて、明日は、電車の時間も決めて、鳥取で回りたいとこ全部まわるぞー、と予定を確認しようとスマホを開いて寝落ち。

なぜか、夢の中でも旅行してた。よっぽど嬉しかったんだなあ、私。おやすみユートピア