あー!の迷宮から抜け出すための行ったり来たり

ライブに行くのが好きだ、と言い続けて10年以上になる。 音楽はもちろん好き、そしてやっぱりライブが好き。音楽に触れているような、それはだれかの人生にふれているような、自分の心に触れているような、よくわからないけれど、生きている実感がして好きだ…

日々-56

とある7日間の日記。 21.----- 寮の仲間を見送る。また会える、とわかっているのに、もう会えない気がしてしまうのはなんなんだろう。時間が進むことの容赦なさ。そのあと、やるべきことに追われて船に乗るも、船はいつもと同じようで、それもまた。 22.----…

日々-55

とある7日間の日記。 14.----- 内見へ。普段使わない部分の脳と体を使っている。本当にここに住むのだろうか、なんて思いに耽る余裕もないスケジュール。わりと移動距離があり、不動産屋さんとは社交辞令も天気の話もし尽くした。だが、話題に困る前に、ひ…

日々-54

とある7日間の日記。 7.----- 今日は大事な面接だというのに、乗るはずの船が欠航した。なんだって。だがしかし、別の船で遠回りすれば間に合うとのこと。なかなかのアドベンチャーを仕向けてくる。久しぶり変な汗をかく。全てはこれからだけれど、やっと心…

日々-53

とある7日間の日記。 31.----- スーツを買った。自分がときめかないものにお金を出すことが嫌でしばらく気が塞いでいたが、自分のある信念に従うことにした。意外に似合った。仲間が復活しやっと寮全員の時間だが、明日でひとり去ってしまう。みんなでお茶し…

日々-52

とある7日間の日記。 24.----- 海へ。いつもより少し歩いたところに居場所があった。いつのまにか寝ていて、気付いたら目の前が青い。ついにしんでしまったかと焦るくらい、きれいな青だった。 少しずつ次のことを進める。もちろんすぐには終わらない。しお…

日々-51

とある7日間の日記。 17.----- 朝から島のだんじりを見せてもらい、船に乗り、書類を出しにいった。気持ちに追われ疲れた。はじめの一歩に立つまでが遅い、これをなんとか変えていきたいところ。 18.----- 積読の本に欲しい栄養が眠っていてびっくりした。自…

日々-50

とある7日間の日記。 10.----- 髪を切ってもらい、気持ちが明るくなった。ハードオフをふらり歩いていると、ギターのネックにボタンがついたようなおもちゃを発見。電池を入れてもらい遊んでみると、ボタンに書かれたコードと実際の音が違ってがっかり。いい…

日々-49

とある7日間の日記。 3.----- ごはんをつくり、昼寝をし、眠りに満足したので、ギターを持って海にきた。自分の中の次に進みたい。海はいつでもきれい。 4.----- 朝外に出たら、とても好みの気候で、いえーい!!という。 新しく働く子の研修を見守る。人は…

日々-48

とある7日間の日記。 26.----- 今日はがっつり買い出しに!と意気込んでいたが、ことごとく出航の時間を寝過ごして断念。諦めて散歩にでると、島の野菜販売会に出くわす。やったー!あなたに会えてよかった!!なんて話をして食材をゲット。 夕焼けをみる。…

日々-47

とある7日間の日記。 19.----- なにかを行う予定があったとして、準備は実行するためのもの、と思わなくなった。実行するかしないかを判断できるようになるのも準備のおかげ。みたいなことを考えている。 20.----- ひょんなきっかけで今後の予定が動きそう。…

日々-46

とある7日間の日記。 12.----- 買い出しのついでに電車旅。たまたま見つけた平賀源内記念館へ。ちょうど最近、人は、なにか1つをやると決めなきゃだめなんだろうか、とあらぬ型にはまりかけていたところだった。やりたいことやりなはれ、という気分に自分で…

日々-45

とある7日間の日記。 5.----- 島to島!寮の全員で日帰り島旅。レンタカーで大きめの島をめぐる。景色がいいドライブは気持ちが良い。久々に信号のある道を運転してテンションがあがる自分に、今の島生活に染まっていることを確認する。お猿の住む山を歩き、…

日々-44

とある7日間の日記。 29.-----街に出て、気になっていたアート施設に行ってみた。ら、あんまりよくなかった。違和感を考えるほど、いらっとした。人間を馬鹿にするなと思った。自転車を漕ぎながら、モヤモヤの整理に随分と頭を費やしてしまったけれど、やは…

日々-43

とある7日間の日記。 22.-----買い出しのついでに図書館へ、とりとめなく自分の興味を確認した。ぽけっと歩いていると、トイレで別の船で来ていた寮仲間に出会う。島内にいるとすぐ誰かに会うから、まあそんなこともあるか、なんて気分だったが、相手は腰を…

日々-42

とある7日間の日記。 15.-----今回の台風は思ったより雨風が凄い。昨日の防災無線の通り、全ての船が欠航となった。買い出しの日にかぶり、2週間島から出られない。好きでやって来たのに、不便も承知でやって来たのに、息苦しく感じるのはなぜだろう。なんて…

日々-41

とある7日間の日記。 8.----- 胴長を着る。どこからともなく水分が溢れ出てくる不思議。これが汗というものか。やったことのない仕事では、想像もできない作業に出会える。昼からは研修会だった。職場は同世代が多いということもあって、たまに、大学のゼミ…

日々-40

とある7日間の日記。 1.----- 旅先で本を買って帰路へ着くと、鈍行の旅も様になる。急げば島へ帰れるけれど、今日は帰らないを選ぶことにした。初めて夜の海を電車から眺める。ほぼ満月の光が、暗い海にすとんと落ちている。これを見るためだったのか、と自…

日々-39

とある7日間の日記。 25.----- 船に乗り遅れ、というか、暑すぎて走るとだめかも、と思い、港へ向かう途中で断念した。クーラーで涼んでいると、寮の鍵がなくて困っているとの連絡が入る。ちょうどよかった。ついでに、やりたいことに手をつけられて心持ちが…

日々-38

とある7日間の日記。 18.----- バカンスに浮かれる観光客をみていると、両方の立場に立てる自分としては、どちらに重心があるのか考えてしまう。わたしは楽園を求めているわけではないんだ。先輩と話していたら、昔、京都のライブによく行っていたよという…

日々-37

とある7日間の日記。 ︎ 11.----- 近くの島に遊びにいこうスペシャル。同僚がレンタカーをかりてくれて、こなれた観光客になった気分である。思いつくまま、わいわいとたわいない旅。はじめての場所もそれは楽しかったけれど、7年ぶりに訪れた美術館もすごく…

日々-36

とある7日間の日記。 4.----- 少し足を伸ばして、ふらりとある企画展に行ってきた。全く知らない人だったし、もう会うこともできないけれど、全く他人と思えない気分になった。最近考えていたテーマと共鳴することもあって、すごくいいタイミングで出会えた…

日々-35

とある7日間の日記。 27.----- どこにも行かない休息も大事。やれてしまう、たのしすぎてしまうときは疲れも忘れてしまうから、今週は買い出しもおやすみ。近くまで散歩して、島の野菜を買う。安くて美味くてうれしい。夏野菜は元気が出る。好きなものがずっ…

日々-34

とある7日間の日記。 20.----- 島にある職場ならではっぽい仕事、おもに肉体労働。暑さと力仕事は体には堪えるはずだけれど、どうも、今日の日を振り返ってに変換キーを押すと、楽しい体験だったねが表示される島マジック。帰って寮のみんなでご飯を食べ、ギ…

日々-33

とある7日間の日記。 13.----- 朝、ついにご対面。足の多い虫。悲鳴もそこそこに、各階常備の氷殺ジェットを構える。スッ…………中身切れとるやないか!!慌てて、新しいのを取りに行き格闘。格闘と葛藤。わたしの都合でこんなに苦しませてすまない。 気を取り…

日々-32

とある7日間の日記。 6.----- 朝一の船で買い出し。知らない町のスーパーはとても楽しい。生活を探り探り、このくらいかなと食料をカゴに山盛り買うのもまた楽しい。先週は、仲間のはからいもあり食に困らず、むしろ美味しいごはんをたくさんいただいたおか…

日々-31

とある1週間の日記。 30.----- 新生活。島では古民家の寮で暮らす。必要最低限の備品に、殺虫剤だけがやたらと充実していて気になる。いろんなアドベンチャーが待っていそうだ。 共に暮らす同居人は2人。ひとりは、同県出身で年もひとつ違い。ここにきた経緯…

とある日-2

とある日の日記。 会社をやめた。ただしくは、代休がたまってるのでしばらく働かない。休みは散りばめろよな、と思いつつ、せっかくなので謳歌することにした。 ふらっと入ったお菓子屋さんのタルトを公園で食べる。気候らぶ!5月の無職まじ最高やん!などと…

とある日-1

とある日の日記。 ほったらかしていた玉ねぎからねぎが生えていた。これは、ねぎとして食べていいのか。玉ねぎとして食べるのか。ねぎと玉ねぎの境目がわからない。 この前、イベントのブースで似顔絵を描いてもらった。絵を描いてもらうこと自体初めてで、…

日々-30

とある7日間の日記。 23.----- 落ちまくっていた気持ちを、やっと取り戻しつつある。やっぱり強くあり続けるのはむりだ。でも、これでいい。大きなものに立ち向かう力は、ほんのほんの小さなことからもらえる気がした。 24.----- 毎日毎日取り返しのつかない…