日々-35

 

とある7日間の日記。

 

27.-----

どこにも行かない休息も大事。やれてしまう、たのしすぎてしまうときは疲れも忘れてしまうから、今週は買い出しもおやすみ。近くまで散歩して、島の野菜を買う。安くて美味くてうれしい。夏野菜は元気が出る。
好きなものがずっとそばあったとしても、遠く感じたり近く感じたりするのはなんでだろう、などと思う。

 

28.-----

職場で、電話中の先輩が指差した先にゴキブリがいてましてね。あ〜わかりますと言いながらさよならしましてね、やれやれとほうきを片付けようとしたら、ムカデ出てきましてね。あ〜わかりませんと言いながら捕まえましてね。涙の数だけ強くなれるよだし、足の数だけ涙だし。

 

29.-----

にくのひ!ということで、島の若者よ肉を食え!というバーベキューに誘ってもらった。イベントが目白押しであるし、ここの人たちはみな、場を楽しむのが上手な気がする。
海は浅瀬も楽しいんだけど、ほんとうはもっと深くて広くて壮大でこわくてやさしくて、というのを日々感じている。波を見つめて乾杯。

 

30.-----

雀卓を囲む for ざ はじめて。麻雀て、しかめっつらでたばこぷかぷかしてなんか訝しげなやつやろ?という偏見を、そよ風でさらうかのように懇切丁寧おそわり、世の娯楽を履修させてもらった感じ。よし、これで将来わたしも健康麻雀ができる。

 

1.-----

新しい仕事がかなりたのしい。正しくはまだ慣れてなくて緊張が勝つけど、たのしい予感がする。こういうこともやりたかったんだ、と思い出して突然のカタルシス。側から見れば点と点でも、わたしの中ではつながっている。このまま欲張ってすごそう。

 

2.-----

突如始まる同居人とのトークセッションがアツい。言葉にならないものと生きつつ、形にすることに憧れて、でも、そこからこぼれ落ちたものとも戯れたくて、みたいな話をした。つかみかけてはなして、結んで解いてをずっと。お互いこんな話をすると思ってなかった。野望はいつか叶うよ。

 

3.-----

船に乗って、街に出よう。で、びっくりしたのだけど、わたしは船に乗っている時間を移動時間としてカウントしていないことに気付いた。あと交通費も。わたしが割いているのは、ただの時間とお金ではないという感覚。まあええけど、結構かかってるで?とわたしの中の経理担当がメガネを上げるが、数字に換算できない日々を暮らしている。

 

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