日々-34

 

とある7日間の日記。

 

20.-----

島にある職場ならではっぽい仕事、おもに肉体労働。暑さと力仕事は体には堪えるはずだけれど、どうも、今日の日を振り返ってに変換キーを押すと、楽しい体験だったねが表示される島マジック。帰って寮のみんなでご飯を食べ、ギターとオタマトーンで遊び、なんだかんだのトーク。で、体力回復する島マジック。これは自分比だが、いまのわたしは元気すぎる。

 

21.-----

海外のゲストにも慣れてきた、と思うようにした。言葉以上に感情は勝手に伝わってしまうし、なにか不安に思っていると自分で自信をなくしてしまう。なーんて思ってると、また来月から新しい仕事ができるらしい。詰め込みすぎでは。でも楽しみ。いま職場で触れられるものは、自分の興味関心にとても近くてすごく刺激的。

 

22.-----

帰宅する前に海水浴場までの散歩することにした。道端のねこに挨拶しながら歩く。ここは島に囲まれた島。少し歩くだけで景色も変わる。初めて見る海に今日も感動する。知らない貝、知らないカニ、知らない虫。知らないことだらけだ。
砂浜の貝殻を集めるのにハマる。そういえばわたしヒスイ探しに行きたかったんだよなーと思い出す。高校の頃歌ったヒスイの歌を口ずさんでいたら、同居人も同じ部活だったと知る。
帰りに寄った商店で皿うどんをおすすめされる。昼間使った電化製品が、何故か皿うどんの匂いがして食べたくなっていたところだった。ので、買った。なにかとつながる日。

 

23.-----

どこから来た人とももう少し話せたら、この仕事は楽しさ倍増だと思うし相手の印象も変わる。言ってることはわかるけど、うまい返し方がわからない。聞かれたら答えられるけど、単語しか言えずにちょっと失礼。ああ。もうちょっと時間使いたい。
明日は休み!のうれしさで、家事がとても捗る。しかし、うまくやりくりしてるつもりでも、やりたいことってたまるもんだなあ。

 

24.-----

船に乗ってあそびにいく!しかし、だ。わたしは高速船に乗るのがこわい。揺れと浮遊感と衝撃がいつも予想外にきてこわいし、耐性ができていない。はい。そこで、考えた対策と結果。

対策①あらかじめ自分も揺れておく
電車では進行方向に向かって斜めに構えて揺れることで、こけるのを防いでいる。力を分散させてバランスをとるのがいいと聞いたことがあって、これを参考に船でも揺れてみることにした。結果、気休めにはなる。でも大きい揺れがくると、首が持ってかれることがわかったので、ほどほどにしようと思う。

対策②外を見ながら揺れそうな方に揺れておく
適当な揺れ方ではなく、揺れを予測して体の準備をしてみる。するとわりとびっくりしなくて済むことがわかった。かつ、わたしが揺れを迎えに行ったので、というすまし顔ができる。

対策③動かずに椅子の背もたれを掴んでみる
あえて真っ向から揺れに耐える方法として、体ごと構えてみた。体が動くことを最小限に抑えることができるが、全身に力が入るのはそれはそれでしんどい。

対策④上半身だけを回す
腰から揺れてしまうと不安定になることがわかったので、腰を固定して上半身を回すように揺れてみることにした。力を入れる場所と抜く場所がわかっていい。かつ、体幹のトレーニングになる。たぶん。

対策⑤擬音語を当てはめる
身体的な試みとは別に気づいたことは、波を見ながら、ざぶーん、びしゃーん、どーんと、いま置かれた状態に擬音をつけてみると精神的に楽になるということ。揺れをどう表現するかということに意識がいくからだと思う。

などなど人生はトライアンドエラーの連続でしかない。以上、5つの対策もとい揺れで遊ぶこと、でした。

 

25.-----

昨日はしゃぎすぎたなーと思いながら、なかなかの忙しさでそれはそれで良いリハビリ。この仕事、やっぱり楽しいよね、という話をする。とくに、自分の興味と人の興味が近しくどこかで共鳴できるという実感、そしてよりよい環境を整えるということに楽しさを感じる。手を抜かない、無理しない、楽しくやる、それらが可能な方法をみつける。

 

26.-----

仕事終わりにはじめての飲食店へ。島の時間に触れさせてもらっている日々。おいしいご飯と居心地のいい空間を作れる人をわたしは尊敬している。

1ヶ月も経ってないけど、ほんのり今後も考えてしまう。決めていたはずでも、新しい出会いや発見で心は揺れるし、それはそれでいいと思いながら。わたしは迷走しがちだけど、やりたいことをやっているという点だけみれば、そのあとさきに何の曇りもない。決めるのはもう少し先にしよう。

 

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