日々-50

 

とある7日間の日記。

 

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髪を切ってもらい、気持ちが明るくなった。ハードオフをふらり歩いていると、ギターのネックにボタンがついたようなおもちゃを発見。電池を入れてもらい遊んでみると、ボタンに書かれたコードと実際の音が違ってがっかり。いいんだ、わたしはほんとのギターを買うので。

 

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と、いうことで、ガットギターを手に入れた。今日は少しだけ夢のようであり、けれど、紛れもなく現実で紛れもなくわたしの人生の1日だった。どこで誰が弾いていたのかわからないギターは、これからはわたしの相棒。まずは島の景色を一緒に見よう。


12.-----

久々にライブハウスへ。今日のライブは、わたしのためにあると思った。という勘違い。いまの気持ちを持って帰る。

終電の改札でICカードが反応せず、あれ?と立ち止まる。そういえば、改札外のロッカーに荷物を預けていたことに気付く。誰かが教えてくれたらしい。


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始発。朝の船は気持ちがいいね、と余韻を味わう間もなく帰宅からの出勤。売れっ子みたいなスケジュールだが、全く悔いがない。わたしがわたしに売れはじめている。わたしはわたしのマネージャーでありわたしの演者でありわたしのファンである。いい調子だと思う。


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調べものに熱が入る。こういう時間もわりと好きだったことに気付く。

 

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めずらしく直帰。徒歩で寮まで帰れる幸せ。解放感で長めの散歩。

 

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夜中にリビングで作業をする。午前3時にカップ麺をすすっていると、パジャマ姿の寮仲間が降りてきて「なにごはん?」と一言だけ言って、お茶を飲んで去った。なぜかめちゃくちゃキュンとした。

 

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