日々-32

 

とある7日間の日記。

 

6.-----

朝一の船で買い出し。知らない町のスーパーはとても楽しい。生活を探り探り、このくらいかなと食料をカゴに山盛り買うのもまた楽しい。先週は、仲間のはからいもあり食に困らず、むしろ美味しいごはんをたくさんいただいたおかげで、なにひとつ不便を感じなかった。ありがたい。それとは別に、少々ジャンキーなものが欲しくなり、コンビニで揚げ物を買った。う、うまい……


7.-----

英語話す方、わかったときにOK!に加えて、Perfect!って言ってくれるのすてき。完璧だなんて。軽い了解の意味で使ってるのはわかりつつ、救われる言葉だ。日々、周りの人たちに助けられて仕事してる感じがすごくする。あとゲストのやさしさにも。日々楽し&精進。


8.-----

空と海、境目のわかるくもりの日。本当に景色が好き。これが日常になれば飽きる日が来るのかな、と旅行するたび思っていたから、暮らしてみて見え方が変わるのかとても楽しみ。いまの予想は、たぶん、一生飽きない。

 

9.-----

外国からのゲストに、どっちから行けばいいかと聞かれたっぽいが、咄嗟に英語は出てこない。ダメ元で、渾身の日本語「Dochirademo!」と言ってみたら、晴れやかな顔でOK!と言ってくれた。諦めないことだと思った。

夕ご飯を作っていたら、空の色がとてもきれいなことに気付き、すべてをほって港へダッシュ。日常がうつくしすぎる。が、急に走って足攣った。


10.-----

職場で起きた何気ない話とか、仕事観とか、おいしいものの話とか。寮に帰って、ちょっとしたことを気兼ねなく話せるのが、とてもうれしい。今職場では外国語できなくてふがいない以外のストレスがほぼないけど、それでも、疲れたねとか、忙しかったねとかを分かちあえるのは、しあわせだと思う。こんな生活があるんだなあ、と毎日思う。

 

11.-----

自分のやりたい生活のリズムを崩すことなく過ごせて、とても心地がよい。こだわらないけど、やってみたかったこと。加えて、人と話したり笑ったりギター弾いたり景色見たりがある。正直、夢のよう。でも、わたしはここでの生活が終わっても、夢だったと片付けないで、現実として、どんな形でも続けたいと思っている。という10日働いての所感。


12.-----

連勤、完。さて、ちょっとひと息。思う存分夕焼け鑑賞。暗くなるまでじっと、ただただ見ている。その間だけ別の世界を見ている気がしてくる。 戻ると同居人が出かけていたので、今度は思う存分歌うことにした。家が広い。とても響く。これも楽しい。 好きなものと近い距離で在れるしあわせをかみしめている。

 

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