うるう年に

 

HYの「366日」を弾き語りしました。最近の趣味です。

この曲は歌うのが難しくて、これでも撮るまでに時間がかかりました。ピアノに1週間、音程を取るのに1週間、弾き語るのに2週間、途中で泣かなくなるのに3週間。おかしいでしょ?そう言って笑ってよ。

なぜこの曲を歌おうと思ったかというと、それはズバリ今年はうるう年だからです。しょうもないことです。大ヒットした2008年の発売当初、私は中学生でした。「366日て、こりゃうるう年の歌かいな?」とバカにしていたのですが、かれこれ10年くらい経ち、いまだにうるう年の歌という認識は変わりません。ただ、ひとつ変わっていたのは、いつのまにか泣ける歌になったということです。もともと好きな曲というわけでもなかったので、これは大変おどろきました。カラオケで歌ったとき、1番の「それでもいい」だけで泣いたり、順調だと思ったら大サビでうわあ…となったり、最終的にはイントロの一音目で泣きました。感情移入。イントロドンなら誰よりも早く泣ける。もちろん、そんな悲しい恋をしたのかい?みたいな心配はご無用です。安心してください、妄想です。

HYの仲宗根さんの歌う366日は包容力のある声がパワフルで、悲しい歌だけど光も見えるようですごいなと思います。たまに出てくるいかつい歌い方と、最後に向かってめちゃくちゃ気持ち良さそうに歌うのは、別れをダシにしすぎやって思いますが、強い女性には憧れます。

この曲は多くの歌手にカバーされていて、中でも上白石萌音さんがカバーしているのが、歌声でいうと好みでした。青い。かわいい。穿った聴き方をすればあざといともとれますが、私の心の隅に棲むオジサンが「守ってあげたくなる、そのままの純粋なキミがいい。」と言っています。ちなみに、午後の紅茶のCMで歌っていたのは、上白石萌歌さん。調べるまで、混同してましたが、姉妹ともにとてもかわいいですね。

あと、清水翔太さんfeat.仲宗根泉というバージョンも聴きましたが、サビで仲宗根さんが急にハモりだすのが、別れた女の生き霊が歌ってるみたいに聞こえてきて、あんまり聴けなくなりました。本当にごめんなさい。

いろいろ真似したり練習したりしてみましたが、上白石萌音にはなれなかったし、仲宗根泉にもなれませんでした。あたりまえです。そして毎日歌っていると、日に日に心がブルーになってきてもう限界でした。

でも、歌っても泣かなくなっただけで満足です。

次はもう少し明るい曲を練習します。