お菓子を買ったら病んだ

 

仕事帰りに寄るスーパーで、何やら期間限定のお菓子屋さんが出店していた。

 

見た目のキャッチーさと、繁盛してる雰囲気につられ、どんな感じかなーと、人が去ってから近づいてみた。

 

そしたら、中年男性のスタッフがすかさずパンフレットを渡してきて、人気を教えてくれた。

なるほどー、選びますねーと、軽く聞いていたら、消毒液をスッと差し出してくれた。まあそこまでは良かったが、きれいな手ですねーと社交辞令の営業トーク

それ、全く嬉しくないです。

 

でもまあ、近付いた時点で買うに傾いてたし、商品に罪はないか、と選ぶことにした。

遠くから見るより近くで見ると、思ったより小さい。小さいわりに高い。素材?手間?デザイン料?いろいろ気になるが、長時間居座るのも、一度手に取ったものを棚に戻すのもはばかられるので、ささっと買うことに。

 

 

驚くほどおいしくなかった。

おいしいおいしくないは好みだとしても、本当に値段に見合ってるのか疑問に思う味だった。

 

なので作っている会社のことが気になって調べてみた。

キーワードをたどっていくと、とある悪徳企業につながってしまったのだった。

なんで買ってしまったのか。後悔が残った。

 

POPの文言、デザイン、接客の仕方、売り方、、何か疑問に感じたのなら、私はその時点でやめておけば良かった。

実際に作っている人や売ってる人が悪人だ!とまでは言わないけど、私のお金が良くないところに流れるかも、と思うと、気分がめちゃくちゃ沈んできた。

 

今後は、違和感や勘も大事にしようと思う。どうしても気になるなら、検索しようかなとか。とはいえ、なんでも調べちゃう生活も息苦しいね。

みんな真っ当に生きようや…。失敗はいいよ。でも、人を騙すとかそういうのんは、失敗とは言わへん。やったらあかんこと。人生一回やでって思う。