「何やってんの?」と家族に真顔で聞かれて、「何やってるんやろ。」と真顔で答えながら、2週間続けた。バナナカウントダウン。意味はない。
大好きなバンドがバナナ柄の衣装を着始めて、急激にバナナのものに反応するようになってしまった。そのバンドがワンマンライブをするということで、目についたバナナのものを集めては写真に撮り、ツイッターでカウントダウンをすることにした。
こんなにバナナに関心を持ったのは人生で初めてだったので、それぞれ一言感想を残しておきたい。
はじめて見つけたのはこれ。インパクトのあるパッケージに惹かれる。バナナ味薄め。1週間後、2割引になっていた。
「たわわな」の次は「おかしな」。韻を踏んでいて良い。たわわなよりバナナ臭濃いめのバナナカステラ。
(6月に「すっきりしたトマト事件」(この時のブログ書くつもりでいる…)があってから、商品名に使われる形容表現に少しハマっている。しかし「すっきりした」は風味を伝えているが、これらのバナナは味を伝える気がないという、そのやる気のなさを評価したい。)
この続きで「○○なバナナ」を探したかったが、早くもネタ切れ。バナナの食べ物で妥協することにする。
初めてバナナドリンクを口にした。意外と飲みやすい。初めはバナナの香りがしたが、飲み進めるうちにりんごジュースの味になった。
パッケージングの勝利。味は普通の駄菓子だがさすが明治チョコうまい。こういうのはちゃんと遊ぶ。
思ったより普通。これのアイスバーも売っていた。(コンビニで初めてフラッペを購入。機械の操作も初めてだったので、興味津々で動画を撮りながらスイッチを押すも、暖かい牛乳が静かに注がれるだけであった。)
ほぼバナナ。バナナ1本分ならバナナ1本かじればよくない?
バナナとヨーグルトを混ぜた味。
飲みやすい豆乳飲料。体に良さそうな味がする。
無果汁。騙されるな。
そういえばの朝バナナ。バナナ2本分のエネルギーだが、果汁は2%。
砂糖不使用だがとても甘い。甘すぎて顔をしかめながら飲んだ。ココアとバナナははたして合うのか?パッケージが頭悪そうでいい(褒めてる)。ハッピーバナナ。アメイジングバナナドリンク。
まずい。
あざとい。
とても美味しい。とても美味しいインネパ料理店にて。大好きなチャイを頼むつもりでメニューのチャイを指差しながら、「バナナスムージーで!」と注文した。
小学生女子向け雑貨みたいなバナナイラスト。
新食感のバナナがいた。
バナナ練ってゼラチンで固めたみたいなん。連体詞「バナナな」に興奮する。(毎晩日付が変わる前に投稿していたのに、まさかの寝落ちをしてしまう。とても悔しかったが、よく考えてみればとてもどうでもいいことであったし、そもそもこの取り組み自体どうでもよかった。)
みんな大好き「まるごとバナナ」の類似品。でもこれ、山崎製パン。ということはお前……
(実は、「まるごとバナナ」で〆にする計画だった。明日はまるごと楽しみましょうみたいなコメントも付けやすい(意外と考えながらやっていた。スベっていたとしても)。でも、どこにでもあると思っていたまるごとバナナ。十数ヶ所中、1店でしか見つけることができなかった。その日に買わなかったため手に入らず。今日の仕事終わりに捕獲するつもりが、台風の影響であえなく断念。)
以上。
お付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました。読んでくれた人1本ずつバナナあげたい。
さて、ここまでこのどうでもいいブログを読んでくれた人にだけ、特別にさらにどうでもいいヒミツを明かそうと思う。
私、バナナ味、きらい。
バナナのことは普通だけど、人工的なバナナ味が苦手だ。好きの反対は無関心とはその通りで、バナナ味のものを食べる気がないと、今まで視界に入っていたとしても全く見えてなかったようだ。意識して見ると意外と多く、世の中にはこんなにバナナ味のものがあるのかと驚いた。
実は、この取り組みは苦行だったのである。でも、感想にも書いたように美味しかったものは美味しかったし、最終的には慣れたのでたまには荒療治も良いかもしれない。
バナナ味はわりと多くあったが、バナナ柄、バナナモチーフの雑貨、洋服等はあまり見つけることができなかった。
ネットで探すとまあまあヒットするが、こういうときに通販を使うのは敗北感があるのであまりやらない。どうでもいい自分ルールだが。(もしバナナ柄の可愛い洋服を探している人がいたらおすすめがあります!)
他に見つけたのは、バナナ型のメラニン皿、ランチョンマット、テーブルクロス、ウォーターサーバー、スマホ置き、クッションなど(これらは単純にデザインが好みでなかったので買っていない。今思えば食べ物も好みではなかったけど)。
そんな経験を経て、脳内で新しい言葉が生まれてしまったので、紹介しておこう。
●「パイナップル止まり」→いかにもバナナ柄がありそうな雑貨店、洋服屋などで、黄色が使われた商品を片っ端から確認するも、すべてパイナップル柄だった時を表す語。またそのような場所。(例文:「この雑貨店はパイナップル止まりだ。」)
●「バナナ疑惑」→葉っぱ柄など、よく見るとバナナ柄に見えなくもないが、デフォルメされすぎてバナナ柄だと言うには確信が持てないものに対して使う語。(例文:「バナナ疑惑のスカートを買った。」)
●「ここにきてパプリカ」→スイカ柄やキウイ柄などトロピカルな雑貨が並ぶ中、ここにはバナナのものがあると確信した瞬間、手に取ったものがパプリカモチーフだった時に使う語。(例文:「ここにきてパプリカッ!!」)
ぜひ、みなさまにも使っていただきたい。
バナナものの話しかしていないが、一番大事なことは、バナナ柄の衣装を身につけた大好きなバンドが、明日ワンマンライブを行うということだ。とてもとても楽しみにしている。このような間違った気持ちの高め方をするほど、楽しみにしている。
バナナって、語感なのか、形なのか、なんだか力が抜ける。でも手に持つと武器っぽい。でもとても平和。熟す。甘い。栄養満点。もしかしたら、一周まわってかっこいいのかもしれない。そんなバナナ柄が似合ってしまうバンドって、もしかして無敵なのでは!?
真相を確かめるべく、明日はライブに向かう。