高松旅行記〜1日目編〜

香川県に行ってきた。

目的は、島とライブとうどんとその他もろもろ。

ひとり旅はとても楽しい。人と行くのも楽しいが、ひとりで行くのは気楽でとてものびのびとできる。とにかく考えない。気の向くままに動く。

 

旅行の思い出を書くなんて面倒だからあまりしないが、ふと、記録を残しておきたくなった。なぜかというと、宿を決めるとき泊まった覚えがあるのに部屋の記憶が全くない宿があったからだ。びっくりした。真相を確かめるべく、というかカプセルホテル以外で一番安いからそこにした。

人は忘れる。忘れてもいいこともあるし、忘れたいこともある。でも、覚えていたいことだってあるから、今回は書き残しておこうと思った。

 

今回は、1日目の出発後大阪駅から高松の宿に着くまでの記録。

ほぼつぶやきのまとめみたいな、だいたいその時のまんま。これ以外の内容のあることは何も考えていない。あほ丸出しの感じでどうぞ。

 

6月2日(日)

<8:00>大阪駅を経由する。よく来る場所であるが、家からは少し遠いという印象。しかし、目的地とするか、通過点とするかで、距離感が変わると感じる。

 

<8:20>新大阪駅で新幹線のチケットを買う。フェリーの夜行便に乗る計画もあったが、疲労感に耐えられず断念した。時は金なり。贅沢するのもたまには吉。

 

<8:30>新幹線に乗り、昨晩見つけた飲み物の栓を開ける。AOJIL 。某影響により、青汁の飲み比べを続けている。今回の青汁は、おしゃれ路線で健康を気遣うOL狙いのパッケージ。青汁といっても、抹茶味に毛が生えたような飲みやすいものでは?と予想していた。実際は、抹茶味どころか、ガチの青汁に苔が生えたかのような不味さ。しばらく絶句した。

 

 

<9:00>トイレに行く。新幹線のトイレはとても苦手である。狭い個室だと揺れや音を大きく感じるし、圧迫感があって怖い。そして、「ズゴッ」と音を立てて流れるトイレが怖い。これを見る度に、いつもムンク「叫び」を思い出す。

 

<9:30>岡山からマリンライナーに乗りかえる。まってましたマリンライナー。バスではなく電車を選んだのは、マリンライナーに乗りたいからでもである。

何度も乗っているのに、いまだに左右どちらの窓際に座ればよいのか覚えられない。空いている席に座る。

 

<9:45>斜め前のマダムが、隣のマダムからお菓子ををもらっていた。食べにくそうにしていて何だろうと見ると、きびだんごであった。関西のおばちゃんといえば、カバンにあめちゃん忍ばせているのは有名だが、岡山のおばちゃんは、カバンにきびだんごなのか?!と興奮してみたが、まあ、たまたまであろう。

 

<10:00>橋が近付く。そして、過ちに気付く。橋の鉄骨が比較的景色を邪魔しないのは、進行方向に向かって左!!覚えておこうと思った。でも乗れるだけで楽しいのでよし。

 

<10:30>これはいつも思うことなのだが、なぜか高松には唐突に到着する。到着予定時刻を知らされているはずなのに、毎回、あ!着いたのか!と驚く謎。

高松駅に描かれた顔は、見た瞬間急に飽きがきたので、写真を撮るのをやめた。代わりに、親切な青鬼の石像にごあいさつ。

<10:40>宿にリュックを預ける。やはり自分はここに泊まったことがある、と確信。しかしまだ部屋の中は全く思い出せない。

 

<10:50>高松港へ歩く。心の中ではスキップしているが、体力温存と人目を気にして普通に歩く。

チケットを買って、船に乗り込む。余裕があったので、ひとまず船内を探検する。第一こくさい丸。パンダ。

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お前に乗れないなんて。

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<11:10>出港。よく席のチョイスを間違えるので、今回はいろんなところに座って、景色と座り心地を確かめる。今思えば挙動不審だった。リクライニングシート、と書いている椅子に座るが、どうやってリクライニングすればよいのかわからず、ほどなくして移動。

 

<11:30>探検にも飽き、空いていた窓際の席にゆったりと座った。新幹線で飲みきる予定だったものがまだあって、辛い気持ちになる。
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乳酸菌の殺菌てどういうことやねん、とつっこみたくなる。わかるねん、わかるけど、わからへんねん。

 

<12:10>池田港に到着。意外と静かで人が少ない。瀬戸内芸術祭の会期中以外はこんな感じなのかと知る。

昼食を求めて、歩く。思ったより遠くて半泣き。人が全く歩いていない。


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少子高齢化の今や、飛び出すのは子どもではない。

 

<12:30>到着。来たくせにおしゃれな店構えにドキドキする。しかし空腹で死にそうなので、入る。

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おしゃ。すぐそこは海。

体に良さそうすぎる食べ物が出てきて歓喜

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全部にこだわりを感じる。おいしい。

しかし自分は人よりか少食である。こんなに健康そうなのに、お腹いっぱいすぎて体に悪い気がしてきた。昔ゆずに過食な健康食という曲があったなと急に思い出す。

夜には、樽木栄一郎氏がライブをやるらしい。なるほど、いい。こんなところで、ゆったりライブを見れるとは贅沢だ。ライブができて、ほっこりするような、そんなお店を私もいつか作ってみたい。

ちなみに私が行くのは登山正文氏のライブである。全然ちがうな。でも、できることなら、登山氏みたいな歌手も、樽木氏みたいな歌手も、いろんな人が集まるような店に憧れる。

 

<13:30>なんとか無事完食して、次の目的地の行き方を聞いてみる。港から歩いてきたというと、びっくりされる。確かにちょっと遠かった。

 

<13:40>バスまでの時間、石垣づくりの桟敷に登ってみる。大昔お祭りがよく見えるように石を積んだらしい。

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あんまり整備されておらず、登る道の草はボーボーであった。しかしそれはそれで楽しいので足を止めない。

そういえば、検査をしてアレルギー体質が判明した時、お医者さんに「草むらには近寄らないこと!」と注意されたのを思い出す。子どもじゃないんだから…と思っていたが、自分は注意されるべき人間だったようだ。

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ちょっと眺める。雨がポツポツ。晴れて欲しかったなあ。

<14:30>バスに乗って、オリーブ公園へ。若い観光客がたくさんいた。魔女の宅急便のロケ地ともなった、いわゆるインスタ映えスポットである。

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ここやな。自分も箒に乗って写真を撮る予定でいたが、たくさん人がいて急に萎えた。実はここに来た私の一番の目的は、ポスト。

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軽度のポストマニアなので、今回の旅、いやいつも旅の裏テーマはポスト探し。

 

<15:30>満足したのでバス移動。エンジェルロードへ。

ここへは3年前の芸術祭会期中に来たことがある。しかし、そこまで感動しなかったという思い出……なのになぜ今回もやってきたかというと、これ。

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2年前に新しいポストが新設されたというのだ。これ見やなあかんやんということで、再訪。満足。

前回は人が多すぎて登らなかった展望台に登ってみる。恋人の聖地らしい。鐘があったので、ひとりで鐘を鳴らして楽しむ。

 

<16:00>バスに乗って土庄港へ。

<16:25>港でチケットを買う。

<16:30>出港。すごくぴったりのタイムスケジュールだった。
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<17:30>高松に着いて、お土産物やさんへ。ずっと欲しかったTシャツを購入。去年金比羅さんを歩いたのだが、そのときに観光客が着ている服が羨ましくて。1年越しの再会。

 

<17:45>宿にチェックイン。部屋に入るが、やはり懐かしい気持ちにはならなかった。こんな感じだったかなあ。部屋の鍵がボタン式だったことはなんとなく記憶にある気がした。それより安さに納得。窓の真ん前は隣のビルの換気扇だった。

 

<18:00>携帯の電池が0になったのでまず充電。寝たい。猛烈に寝たくなる。が、時間が迫っているので、着替えて急いで支度。

 

<18:35>部屋を出る。さあ、今回の旅の目的その3、ライブ。なんといってもライブ! 

 

高松旅行記、ライブ編はまた今度。