広島旅行記〜2日目編〜

 

起きれた!というよりほとんど寝ていないな。準備をして、朝ごはんを軽く食べて、いざ新幹線へ。


予定は未定だった。広島県内をのんびりできたら良いかな〜なんて思っていた。ところが、乗り放題なのだからもっと活用するべきなんじゃないか!?とケチ根性がでしゃばってきて、突然行動派に。広島からだと北九州へ1時間程度で着くらしい。なんということだ。もっと遠いと思っていた。特別な用もないけれど、せっかくなので、九州に上陸することに決めた。

 

新幹線はほとんどトンネルだったように思う。景色が暗いと、振動と音ばかりが気になる。座っているだけなのに、なんだか速すぎてリラックスできないなーと思う。贅沢な話だ。早く着くことはとても便利だけど、イコール豊さかと言われれば、100%そうでもないのかな、なんて思う。でも到底歩いてはいけないんだから、文明には感謝する。

 

たどり着いた、初小倉。

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まずは、うどんを食べた。とある方に、うまかったっすと教えていただいてずっとメモにあったここ。

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ゴボ天ってひょっとしたら初めて食べたかも。やわやわツルツルのうどん、だしも濃いめだった。美味しいことと、土地の味だ!と思って嬉しくなった。

周辺を歩いていたら、ずっと気になっているうどんチェーン店もあった。焼うどん発祥!という看板も見た。北九州市そんなにうどん好きやったん?友だちやん!と思った。うどん文化おもしろいな。あいにく胃袋の都合ではしごはできなかったが、またここに来る理由ができた。

 

小倉城を横目に見つつ、北九州市美術館別館にやってきた。

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絵本作家、わかやまけんさんの展示。かわいすぎる!!!

何を考えてどうやって絵本を作っているか。手法も思想も、その断片に触れられるとすごく気持ちが高ぶる。なんでも作品を作る人は、本当におもしろくてすごいなあとただただ尊敬する。本当に好き。すぐ好きって言ってしまうのは、むしろ失礼か。観に行けてとても良かった。作品を知っている程度だったのに、すっかりファンになった。


その後、市場を歩いたり、バスを間違えたりしながら、TOTOミュージアムにたどり着いた。

観覧無料でトイレや水回りの文化、歴史、技術について学べる真面目おもしろ施設。ほぼTOTOの自慢。いつもTOTOさんにはお世話になっているので、ありがたく見学した。

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ずっと雨模様だったが、TOTOを出るころには割としっかりとした雨足になっていた。駅に戻って、16時前。どうしようか迷いながらも、少し足を伸ばして、門司港を目指すことにした。

駅に着くだけでテンションの上がる駅舎。ただ、雲行きが怪しい。どころか、分別ある大人なら出歩かない天気になっていた。傘を何度もひっくり返しながら、建物を見て楽しんだ、と書いておこう。本当はもう、意地でしかなかった。

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後で見ると、天気に抵抗している間に撮れてしまった地面の写真がたくさんあった。少し粘ったけど、事前に空いているか調べていた店もやっていなかったので、諦めて戻ることにした。

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広島駅に着いて、お好み焼きをテイクアウトして、ホテルにイン。ベッドがほぼ全面積を占める部屋で1人ご飯を食べるのは、一見むなしいようで、とても落ち着くのだった。

そして、大浴場へ。最高じゃん〜。

 

部屋で観るでもないテレビをつけて、ぼーっとした。
そして、焦るのやめよう、と思った。

年齢がどうこう、というのはつまらない。とはいえ、今の年齢になって自分のこれからをすごく迷うようになった。元々迷う性格なのに、ずっと地に足着いていないから、さらに迷宮入り。最近は環境に疲れて、とても焦っていた。観光前も観光中も、もしかしてこの辺で職があって住めるところがあれば、なんて気持ちがちらつき、ふらふら。でも、そんな時は、目的と手段がチグハグになる。時に形から入るのも手だが、現実的でないところで表面だけ取り繕っても仕方がないのはもう知っている。

準備をして飛躍しようと思った。今の環境でもできることめちゃくちゃあるのでは。まずはここから。スタート地点すら遠いけど、気持ちが定まった気がした。

 

3日目編に続く。