日々-50

 

とある7日間の日記。

 

10.-----

髪を切ってもらい、気持ちが明るくなった。ハードオフをふらり歩いていると、ギターのネックにボタンがついたようなおもちゃを発見。電池を入れてもらい遊んでみると、ボタンに書かれたコードと実際の音が違ってがっかり。いいんだ、わたしはほんとのギターを買うので。

 

11.-----

と、いうことで、ガットギターを手に入れた。今日は少しだけ夢のようであり、けれど、紛れもなく現実で紛れもなくわたしの人生の1日だった。どこで誰が弾いていたのかわからないギターは、これからはわたしの相棒。まずは島の景色を一緒に見よう。


12.-----

久々にライブハウスへ。今日のライブは、わたしのためにあると思った。という勘違い。いまの気持ちを持って帰る。

終電の改札でICカードが反応せず、あれ?と立ち止まる。そういえば、改札外のロッカーに荷物を預けていたことに気付く。誰かが教えてくれたらしい。


13.-----

始発。朝の船は気持ちがいいね、と余韻を味わう間もなく帰宅からの出勤。売れっ子みたいなスケジュールだが、全く悔いがない。わたしがわたしに売れはじめている。わたしはわたしのマネージャーでありわたしの演者でありわたしのファンである。いい調子だと思う。


14.-----

調べものに熱が入る。こういう時間もわりと好きだったことに気付く。

 

15.-----

めずらしく直帰。徒歩で寮まで帰れる幸せ。解放感で長めの散歩。

 

16.-----

夜中にリビングで作業をする。午前3時にカップ麺をすすっていると、パジャマ姿の寮仲間が降りてきて「なにごはん?」と一言だけ言って、お茶を飲んで去った。なぜかめちゃくちゃキュンとした。

 

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日々-49

 

とある7日間の日記。

 

3.-----

ごはんをつくり、昼寝をし、眠りに満足したので、ギターを持って海にきた。自分の中の次に進みたい。海はいつでもきれい。


4.-----

朝外に出たら、とても好みの気候で、いえーい!!という。

新しく働く子の研修を見守る。人は、いや、自分は、すぐに初心を忘れるよねと思う。


5.-----

かれこれ2週間くらい続いていた腰痛が治ってうれしい。おそらく長時間移動が原因のような気がする。身体は正直。


6.-----

職場で半日ひとりになった。途中、空腹でどうしようもなくなってしまい、人のいないすきに、プロテインバーのひと割を口に入れたところお客さんがくる。うそでしょ、と思う。出すわけにもいかず、仕方ないのでもぐもぐしながら喋った。一歩も引かない覚悟を見よ。


7.-----

最近とある課題があって、必要な知識だから、情報収集のため、役に立つからのような括弧付きの”実益”を求めて本を読んでいた気がするが、こればっかりだと本当につまらなくなってしまった。もっともっとむだなことを考えたいんだわたしは!!余白のある時間を手放しちゃだめだ。

 

8.-----

出勤の車、水筒のお茶を盛大にこぼす。少しの疲れがこういうポカミスを生む。けれど、みなせっせと拭いてくれて、水を分けてくれて、わかりやすく仲間に世話になった。

職場につくと欠員にばたつく。急遽の対応に焦るものの、その先でうれしい一言をもらったので救われた。わたしは、ほんとに幸せものだと思った。
周りがみえなくなりそうなとき、きちんと立ち止まれる出来事がおこるふしぎ。人と生きている。


9.-----

朝から、きんもくせいの香りがして秋だ!!とテンションが上がる。

少しだけ寮を空けるので、冷蔵庫を片付ける。冷凍技術も駆使しぴったり食料を使い切り、とても満足。部屋の掃除もして、着々と片付いていく心地よさと同時に少しの寂しさを感じる。いつか去るときのことを考えてしまった。ここにはすぐに帰ってくるのにね。

仕事を終えて、最終の船に乗る。街に着いて、どうしても誘惑に勝てなかったファストフード、情けなくなるほど美味しかった。

 

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日々-48

 

とある7日間の日記。

 

26.-----

今日はがっつり買い出しに!と意気込んでいたが、ことごとく出航の時間を寝過ごして断念。諦めて散歩にでると、島の野菜販売会に出くわす。やったー!あなたに会えてよかった!!なんて話をして食材をゲット。

夕焼けをみる。最近日の入り時刻に間に合わず、久しぶりの時間。日が落ちる場所がどんどん変わるけれど、歩き続けていると、ここだ、と思う場所にたどり着いた。


27.-----

自分が大切にしてきたものだとか、自分の持っているものだとか、もはや捨てられなかったもの、が、もしかしたらそのまま役立つことがあるのかもしれないとふと思う。例えば、関連性がないと思っていた自分の興味の点と点が繋がることがあるのかもしれない、とか。そして、この世界は、無数の点と点を繋げてきた人と人の歴史なのかもしれない、と思い身震いする。なにかをつかんだ。

 

28.-----

昨日の悔しい記憶が蘇って思い出し冷や汗をかく。穴があっても入らないけど、ひとりで大声は出してしまう。
でも、どこかで冷静な自分が、どちらでもいいよ、と言っている。それに、転がってこけて泥まみれになりつつ見る景色に、とてつもなく惹かれている自分もいる。どうなってもいいから、わたしはこの気持ちを忘れずいにいられますように。


29.-----

人と、楽しく働くこと。人と、互いに気持ちよくあれること。4ヶ月たってやっと心の余裕ができたかもしれない。慣れたかもと思う。手を抜くでもなく、舐めた態度をとるでもなく、でも力を抜いて、目の前の人との時間を大事に過ごす。それができたら、結構ほかはどうだっていいのかもと思う。

帰り道。寮仲間が、あっ!!と大きな声を出す。わすれもの?と聞くと、空に大きなお月さま。車を止めてしばらくながめた。今まででいちばんきれいな十五夜だった。


30.-----

行きたいお店、食べたいものを考えながら船に乗る。だいたいの予定を立てたところで港に着くが、秋らしい風がとても心地よくて、予定変更。海を見ながらぼーっとごはんを食べることにした。これでいい。と思った。


1.----

寮の新しい仲間と夜中まで語らう。場所がそうさせるのか、誰かがそうさせるのか。ここにはなにかに許されている、受け入れられている、みたいな大らかさがあって、皆が話しすぎるように思う。きっと人の優しさ。形のないものに触れられる気がしてうれしい。

 

2.-----

いつもより早く退勤し、仲間と散歩に出る。涼しいくらいの秋の風に吹かれ、夕陽の落ちる海を見る。すると近くで働く島の同僚にばったり。思いの外盛り上がり、夜中まで話した。

同じ場所で生活していても、その日々はまるでちがう。全然ちがうはずの人生が交差する時間がたまらない。

 

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日々-47

 

とある7日間の日記。

 

19.-----

なにかを行う予定があったとして、準備は実行するためのもの、と思わなくなった。実行するかしないかを判断できるようになるのも準備のおかげ。みたいなことを考えている。


20.-----

ひょんなきっかけで今後の予定が動きそう。だが、どうしようと思った。心が動くのはどうしてか確かめたくなった。
せかせかしたくないので、寄り道をしながら帰る。久しぶりに人と待ち合わせというものをする。見慣れた街の風のぬるさにさえドキドキした。


21.-----

片足をふるさとに、片足を新天地に。シーソーの上に立つみたいな、ひとりで綱引きをするみたいな感覚。だけど、勝ち負けはなく、損得もない、上下もない。ことんとなにかが落ちた方に、心が向かうんだろうと思った。

会いたい人がいて、お互いのこれからを話したい人がいて、帰るところがある。それが、ひとつでないことが、わたしの幸せである。


22.-----

水墨画みたいな空を見た。曇り空ともやが美しくて、写真に撮ろうと思うも、手が空いた時には空の色は変わっていた。

1ヶ月共に働いた仲間の壮行会をかねたおやつパーティ。夜が深まるにつれ、それぞれの生き方の話をする会になっていった。最後にこんな時間を過ごすなんて、皆思っていなかっただろうに。人それぞれを地で行くそれぞれが、おもしろいなと思った。

 

23.-----

かなり忙しい1日。たくさんの接客を、こなす形にならざるを得ない中で、勉強熱心な高校生と話したり、プロポーズ直後の人が来たり、ピリピリした空気で仕事をする人たちに会ったりと、ビビットな瞬間に背筋が伸びた。

 

24.-----

自分で買って詰めたセルフ仕送りにテンションがあがる。住む土地の食べ物もいいけど、たまには馴染みの食べ物も落ち着く。ありがとう3日前のわたし、引き落としよろしく来月のわたし。

 

25.-----

少々乗り切った感がある。帰って部屋の掃除をして気持ちを整える。自室の段ボール本棚を充実させたので、気分がいい。やがてくる引っ越しの日が大変になることは、気付かないふりをしている。

 

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日々-46

 

とある7日間の日記。

 

12.-----

買い出しのついでに電車旅。たまたま見つけた平賀源内記念館へ。ちょうど最近、人は、なにか1つをやると決めなきゃだめなんだろうか、とあらぬ型にはまりかけていたところだった。やりたいことやりなはれ、という気分に自分で仕向ける旅になった。

 

13.-----

上司の異動の報せを聞く。人と人との出会いは、いろんな道の選び方と、その交差点での時間でしかないのかなと思う。

島のマダムにゴーヤのお漬物をいただく。これがうまい。本当にうまい。

 

14.-----

楽しいにさえ影を落としてしまう、どこにいても何をしても立ち止まるしかなくなる小さな理不尽はどうしたもんかなと思う。

 

15.-----

仕事の合間にいつものパン屋さんへ。どんなパンが好きですか?と聞かれ、パン全般です、と答えてしまう。ダジャレじゃないの。ほとんどが一見さんのお店、リピーターの意見が知りたいとのリサーチだったそう。そこで「ここのパンはやさしい味でいつも美味しいし、わたしはここの空間とか人とか全部込みでこのお店が好きだから来ています」なんてさっと言えず、「どれも好きです、くるみのパンが食べたいです、また楽しみにしてます!」と、初めての作文みたいな定型文を言ってしまった。すてきな人を前にすると照れてしまう癖が治らない。

 

16.-----

世の中の三連休を感じる。


17.-----

気が向くままに船に乗る。街を歩いていると、地元のお店や農産物の集まるマルシェがやっていた。久々にこういう人の集まる活気みたいなものに触れて、わかりやすく朗らかな気分になる。

気の向くままに電車に乗って、気になっていた土地へ踏み入る。行きたかった喫茶店は臨時休業。三連休なのに。だけど、瀬戸内は少し歩くと海景がきれいで、ついついなんでも許せてしまう。この景色が見れたら、もう満足なんだ。

船の時間まで、気の向くままに自転車で街をめぐる。タイミングが合わずだった古本店、もう閉まっているかもしれない、と思いつつ前まで行ってみることにした。すると、ちょうどお店を閉めようとしてる店主さんと目が合う。「あ、入りますか。」「え、いいんですか。」ぎこちない挨拶をしつつ押し入る。もしかしたら、こうして目が合わなかったら、勇気がなくて入れなかったかもしれない、という店構えだった。息を呑む空間。店主さんは島との関わりも深く、なんだか勝手に縁を感じてしまう。ぱらぱらめくって気になった本を買うと、「あ。これ、今日出した本ですよ」と言われ、たぶんわたしはここに迷い入る運命だったんだと思うことにした。

 

18.----

お客さんに、作品の解説をしてくれませんか、と依頼された。できるだけ会話をしながら、解釈を押し付けないように、できる限りのことをしたつもりだ。が、最後、にこやかなお母様が小さく拍手をしながら「ありがとうございました。上手でした。」とおっしゃった。喜んでくださったなら嬉しい。けれど、感想が「上手」じゃ、まだまだだなと思った。精進します。

 

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日々-45

 

とある7日間の日記。

 

5.-----

島to島!寮の全員で日帰り島旅。レンタカーで大きめの島をめぐる。景色がいいドライブは気持ちが良い。久々に信号のある道を運転してテンションがあがる自分に、今の島生活に染まっていることを確認する。
お猿の住む山を歩き、土地ならではのご飯をいただき、こだわりのジェラードをシェアする。おまけに醤油蔵の見学をして、醤油のテイスティングをさせてもらった。誇りを持って仕事をしている人に出会えると背筋が伸びるし元気が出る。丁寧に作られたものをきちんと味わう、その豊かさを大切にしたいと思った。

もうこのメンバーで過ごすのも残りわずか。なんだか嘘みたいな時間が過ぎる。

 

6.-----

職場にあった冊子を何気なく読んでいると、突然7年前の記憶が蘇ってきた。ずっと行ったことがないと思っていた場所にわたしは訪れていたらしい。なるほど、それなら合点がいく。夢か記憶かわからなくなっていた風景があって、それをもう一度見れるかもしれない。嬉しい反面、記憶の不確かさに寂しくなってしまった。

夜は寮でビビンバを食べる会。そして、夜中まで語り続ける会。この話もきっと忘れる。きれいごとは言わないけれど、けれど、やっぱり出会いこそ人生だと思う。

 

7.-----

1ヶ月半共に過ごした仲間が卒業する。見送りにみんなで港まで。鼻の奥がツンとしたところで、切符売り場のお姉さんが走ってきた。エンジントラブルで船が出ず、次の船は1時間後。なんてこった。涙が引っ込んで助かったけれど、最後まで島らしい。
さ、おかえり!いったん寮に戻り、逆に我々の出勤を見送ってもらう。さみしいな、と思う、けどたぶんここの人たちとはまた会うだろうな、と思う。
出勤時の車内で、誰もしゃべらなかったのははじめてだった。

 

8.-----

日々いろいろと実験をしながら暮らしていて、ここ最近の関心事は経理。目をそらしたい分野だからやってみている。それに伴って買い出しの回数を減らす試みをしていたがタイミングを誤り、お米を切らして4日目。まあ他に食べるものもあるし大丈夫だろう、と思っていたけれど、ご飯がないのは少々気持ちがすり減ることがわかった。麺も好きだが、麺は飽きる。お米は飽きない。例えば、ずっと一緒にいるならを選ぶとききっと、飽きない、がわたしにとっての正解なんだと思った。

 

9.-----

興味が興味を呼ぶのか、最近、自分がたまたま手にするもの、読むもの、聞くものごとが、どんどんつながっていてこわい。大げさにいうと、世界がわたしを受け入れてくれているような気がする、と恥ずかしげもなく書いてしまうくらい。

買い出しのついでに少し足をのばし、古本屋3軒をまわってみた。雰囲気があうところと、好きだと思うところ、逆にそう思わないところは、何の違いなのか考える。そして、どうもわたしは箱に興味があるんだと思い出す。そろそろライブハウスに行きたい。

 

10.-----

数年前に島に移住してきたという65歳の先輩がいる。お話していると、なにかとかっこいいエピソードが飛び出すので、まじすか!かっこいいっす!を連発してしまった。バカなワカモノ丸出しで、反省している。が、かっこいいをかっこいい以外で表す言葉が見当たらない。

 

11.-----

寮の仲間と話していて、そういえば、前話していてこの本読んでる時あなたのこと思い浮かんだんだと、と渡された本は、まさにわたしが読もうと思っていた本だった。そして、ちょうどわたしが読んでいた本の話をしたら、やはり彼女も読んでいる本だった。大事にしているものことを手放さなければ、いつかこうして合流できるはずで、今までも、これからも、ちゃんと出会うようにできてるはずなんだ、と、熱い気持ちを共有する夜。

 

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日々-44

 

とある7日間の日記。

 

29.-----
街に出て、気になっていたアート施設に行ってみた。ら、あんまりよくなかった。違和感を考えるほど、いらっとした。人間を馬鹿にするなと思った。自転車を漕ぎながら、モヤモヤの整理に随分と頭を費やしてしまったけれど、やはりNOにはNOと思う気持ちを大切にしたい。
必要必需品を買い、ずっと気になっていた古本屋さんに行った。感覚的に好きだと思ったら、わたしの好きな人が来た形跡と、好きな人を好きな人が来た形跡があった。棚を見ているだけで蓄えられそうな養分がある。ここでしか出会わないであろう70年代の文芸雑誌と、ここでこそ出会えた人のZINEを買った。お会計のとき、そのあと、店を出るまで、好きだと思う瞬間があった。こんな場所があると、生きる勇気をもらえる。そう、どうして今回のブログがこんなに長いかというと、そこで見つけた人の日記が長くて読み応えがあって、影響を受けたからです。
同じ船に寮の仲間がいたので話しながら帰宅。日帰りの長旅同士。実は今日の展示あんまりよくなかったんだよね、と少し勇気をだして言ってみたところ、実はさ、と彼女も今日見た別の展示の話をしてくれた。その正体はなんなんだろうね、と。でも、実は、そんなことどうでもいいくらいいいことにも出会えたんだよね、と。それも、お互いに話せて、今日もとても良い日になった。

 

30.-----
ゲストの方の反応がとても良く、こちらも気分がよい。初めに比べれば、簡単な接客英語は少しずつやりとりできるようになっているけれど、細かい説明は話せない。翻訳アプリに頼りつつ伝えると、笑顔でグッドサインを出してくれたので救われた。同じものを見ているはずでも、人は思ってもみないところを見ていて、思ってもみない感動を覚えていて、やっぱり飽きないなあと思う。
少しだけ引っ掛かりのある話を聞いて、仲間と頭を抱える。どうってことないのだけれど、どうってことないことにしちゃっていいんだろうかと。だけど、話している中で突然「ねえ、だからあなたは音楽が好きなんでしょ」と言われ、めちゃくちゃ刺さってしまい、悩みを忘れた。

 

31.-----
ギターを教えてくれませんか?のひとことから、ギター練習会を開催することになった。わたしも全然弾けるわけじゃなくて、といいつつ、教えた方がうまくなれるから、一緒に高めあおう作戦決行。さあ基礎からやるぞ、とスライドショーを作る。ちょうどサブスクが切れるタイミングに間に合った。
私たちは楽しむことに欲張りである。まずはたこ焼きパーティをはじめる。たこ焼きはポテンシャルがあって、ハズレがないから強い。
膨れたお腹でギター講座。耳を傾けてくれて、みなで練習して、素直に楽しくて嬉しかった。ありがとう仲間たち。あとは各々にオタマトーンとピアニカとギターでセッションしたり、これ弾いて!のリクエストに答えてみたり。さあさあ、まったく、人に偉そうにできるわけないから、もっとギターと仲良くなって、もっと楽しくなってしまおうと思っている。

 

1.-----
昨日はずいぶん楽しませてもらったけれど、みんなは疲れていないだろうか、と思っていたところ、このバイト終わってもセッション会やることにする、朝からギター練習してきた、との話を聞き、夜になった今もリビングからギターの音が聞こえてくる。しめしめ。にやり。わたしは、音楽を好きな人が増えることがただただうれしいのだ、と思い出した。もう満足しちゃいそうだけど、すべてがこれから。そして続くかどうか。次のやりたいと、あらたな課題が見えた。

 

2.-----
最近、音楽の話をしていなくても、音楽の話をしている、と思うことがある。

 

3.-----
島のパン屋さんが美味しい。数字でみるとあまり頻繁には買いに行けないのだけれど、ひとこと、ふたことお話しする時間を含め、買ってみるとお釣りが出るほどよい気持ちになるから好き。
仕事は人生の一部でしかない。けれど、全部が見える気もしている。たかが一部されど一部。きちんと仕事をしてる人といれるのは、とても気持ちがいい。形でなく、姿というか。
第二回卓球大会。もうすぐ退所する寮の子に誘われ、やったるぞー!の夜。思い出作りの枠を取っ払い、日々を貪欲に過ごしている。

 

4.-----

帰り道の空がきれいで、車を止め皆で夕焼けをみた。
今夜は、夏を弔う会。料理を振る舞いたい仲間の天ぷらを食べる会でもある。職場の15人が集まった。食べたり、カードゲームをしたり、踊り出したり、麻雀し始めたり。こんなふうに過ぎていく時間もあるのかと、なんとも、しんみりもせず、ただ宴の時を過ごした。

 

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