ライブに行かない

3月31日から4月1日のTwitterの下書き。ライブに行かないでおこう、なんて今まで考えたことなかった。ただのライブ好きの客が悶々としているだけのつぶやき。

 


しばらくライブに行かないような気がする。元気だし、行けるし、本当のところやってほしい。でも、4月はやめることにした。今日行って明日行かないというのもなんだかなあという話だけど。

ライブハウスが、家から自転車でいける距離にあれば、気持ちはまた違うのかもしれない。久しぶりに乗った電車。疑心暗鬼になってしまう自分がいる。

自分がしんどくなるのも嫌だけど、それより媒介しそうで怖い。‬怖がりすぎかもしれない。でも、わからない。わからないから怖い。‪もし、友だちが、友だちの家族が、バンドマンが、と考えると怖すぎてどうしようもない。不安がりな私はどんどん不安になる。せっかくの大好きなライブハウスでの時間なのに、心のすみのほんの少しのくもりが消えない。

‪だけど、今日も明日も仕事には行くという矛盾。たまにライブハウスよりリスク高いんじゃないかと思う。なんだかなあと思う。
‪もちろん、ライブハウスも、バンドマンも、裏方さんも仕事、当たり前の活動。たくさんの人生がかかっている。誰かに、不要不急だから、自己責任だ、と言われたからやめられるものではない。本気。本気であるからこそ、やる人もいれば、やめると前向きに決める人もいる。誰かを守るために、音楽を続けるために。絶対の正解はない。

本当は、‪政府が、お前ら金はやるしいったんジッとしとけ!と言ってくれるのがいちばん。でも言ってくれないから、迷いながらも、だれもが自分の仕事をする。やるしかないもの。ライブがあるなら、店が空いているなら、と、行く人は行く。だって特別なことじゃなくて、日常に音楽やライブハウスがあるから。しかし、リスクがあることもわかっている。ジレンマ。

‪駄々をこねると、自分も元気でいたいし、私の友だちにも元気でいてほしい。ライブハウスの友だちやバンドマン、タバコ吸う人多いから余計に不安。吸う吸わないは自由だから言わないけど、本音としてはずっと私と遊んでほしいから、健康のためにちょっと我慢してほしいとは思っているよ。言わないけどね、今言ったけどね。

なにをグダグダ考えているのかと思う。自分の意志が弱くて、何かに言い訳しているみたいで嫌だ。ライブをやるところも、やらないところも応援したい。ライブに行かない、と、簡単に言うことができない。行くと強く言うこともできない。でも、私は決めた。誰かがどうするかではない。どちらにせよ意固地になる必要はない。もしものことを考えて。自分のせいで知らない間に大好きな人を苦しめることになるのはとても嫌。だれかのせいで、とも思いたくない。だれも悪くない。何もなければそれでいい。

だれも悪くないとは言ったけど、本当に有効な対策や補償をすべきときに、すべき人たちがちゃんとした舵取りをしていないということは、絶対に良くない。許してはいけないと思うよ。

夜中につらつらとこれを投稿しようかしよまいか迷っていたら、昨日まで行くつもりだったライブの中止案内がきた。残念だが、少しだけほっとした。無事に開催できたかもしれない。きっとそうだろうと思いたい。でも、そうだとは言い切れない状況。少しでも早く決断してくれて、ありがたいと思った。正直、100%の決断をできていなかった自分にも気付いた。

私の行く行かないは、自分以外にとってそれほど大きな問題にはならないだろう。しかし、ライブハウスやバンドマン、イベンターたちのやるやらないは、その規模に関わらず、簡単に下せるものではない。どうにか、なにか、少しでもダメージが減るような、よいアイデアがあるなら、教えてほしい。

ライブハウスもバンドマンもだれも悪くないのに、彼らが苦しい思いをしないといけないのは、浮かばれない。そんな中でも前向きな姿を見せてくれる彼らに、私の心は助けられている。

どうにか、みんな元気でいてほしい。元気でいてくれたらなんでもいい。簡単なことではないから、どうにか頑張ってほしい。頑張りすぎている人は頑張りすぎないように頑張ってほしい。むずかしいな。

どんなときも笑っていることが、ひとつの抵抗の手段だと私は考えている。元気でいること、楽しくいること、悲観しすぎないこと、大きな声で歌うこと。もちろん、現実から目を逸らすのではなく。

元気でいられるように。今できるかぎりの最善が尽くされ、良い方向に進んでいくことを願う。ときにはだまって耐えることも必要、ときには声をあげることも必要。できることはしたいと思う。